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空間別照明    リビングルーム

広く、多目的に使いたいリビングスペースは、複数の照明で演出します。明るさをとるために増えてしまいがちな熱の発生やエネルギー消費を抑えた器具、広い空間の良さを活かすための薄型の器具、多目的な空間をドラマティックに演出できる器具など新しい考え方の器具が登場してきています。これらの器具をベースに、複数の照明を組み合わせて空間をフレキシブルに演出してみてはいかがでしょうか。

空間別照明    リビングルーム_d0023047_221374.jpg広い空間を明るく照らす蛍光灯シーリング。光の色でお部屋の雰囲気をアレンジできます。広範囲を明るく照らすことができ、省エネにも優れている蛍光灯シーリングライトは中昼色(太陽光に近い青白い光すっきり爽かな空間を演出します)電球色(赤味を帯びたやわらかな光、落ち着いた雰囲気を演出します。)蛍光灯は一畳あたり9Wをめやすにしてください。10帖でしたら90Wです。

空間別照明    リビングルーム_d0023047_2362780.jpg華やかな空間には優美なシャンデリアを。空間のインテリアにマッチする器具を選びます。この空間はジャパニーズモダンテイストですから、シンプルモダンなシャンデリアを選んでいます。直線的なフォルムを活かしたシャンデリアはシンプルなインテリアにはもちろん、コンテンポラリーな家具にもフィットするデザインです。ランプはクリプトン球(一般電球を一回り小さくした白熱灯ランプ)と蛍光ランプ電球色の2種類がありますのでお好きなほうを選ぶことが可能です。


空間別照明    リビングルーム_d0023047_2345430.jpgカントリー&ナチュラルの空間には伝統的なヨーロピアンカントリーが香る本物志向のアンティーク調シャンデリアを、ブラケット(壁付けの照明器具)と揃えるとまた空間がひきたちます。このランプはクリアシャンデリア球40Wで白熱球になります。これだけでは明るさを保てませんのでダウンライトで補うと良いでしょう。白熱灯は一畳あたり40Wで計算しますとワット数の目安になります。10帖でしたら400Wになります。



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空間別照明    リビングルーム_d0023047_342084.jpg近年の住まいで多く見られる傾斜天井や高天井、梁を見せる構造などの個性的かつ開放的空間にもフレキシブルに対応。天井面の明るさを確保できる間接照明組込型のライティングレールや店舗照明を一般住宅仕様にしたワイヤーシステムなどであかりの演出の幅がひろがってきています。最近私が担当するプランも吹き抜け・傾斜天井が80%を占めており、照明プランは時間をかけております。

その他おすすめは、演出対応シーリングです。これはスリム蛍光灯ランプの直接光(ベース光)と間接光(アッパー光)を1台の器具にセッツしたタイプのシーリングライトです。直接光と間接光をそれぞれ100%から10%点灯まで自在に調光して生活スタイルや気分に合わせた様々なシーンを演出できます。

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複数の照明の一つはブラケットライトなど、光を壁に向けて照射し、その反射光で空間を照らす間接照明は空間の奥行きを強調することができます。また、読書など手元の光を確保するにはフロアスタンド・テーブルスタンドが有効です。


次はダイニング編を・・・。
by chojiiro | 2005-08-01 03:07 | インテリア講座
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