カテゴリ:インテリア講座( 37 )

Dining room 照明講座:空間別

ダイニングは食事を楽しむ空間であると同時に、家族との会話の場、さらには、お客様をおもてなしするスペースでもあります。大勢で過ごす時には明るく華やかな雰囲気に、リラックスして食事を楽しみたい時にはあかりを絞ってと、シーンに応じた調節ができると便利です。
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ダイニングテーブルの照明は料理を美味しそうに照らすペンダントライトを。大きなテーブルにシンプルなペンダントを複数並べる多灯使いがおすすめです。
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*取り付け位置は、テーブルの中央がベストです。
*器具の大きさは、4人用テーブル(90×120~140cm)ならセードの直径が40~50cmのペンダント1灯が目安です。
*小さいペンダントを複数つける場は、テーブルの長さ1mに1灯が目安です。

あらかじめ配線の位置が決められている空間にも多灯吊は可能です。ライティングレールを取り付けると一箇所1600wまでの消費ランプを使用可能になります。レールは1m・2m・3m用があり、これをつなげたり好きな長さに加工可能です。
我が家もライティングレールを取り付けて多灯吊をしています。
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このペンダント、家族には不評です。ガラスセードに反射して眩しいと・・・。

              
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by chojiiro | 2005-08-23 03:50 | インテリア講座 | Trackback

寝室  読書のあかり

BBSにtokoさんからのご質問「寝室で本を読むための照明器具、明るすぎないもの、ワット数、大きさを教えてください」とありました。画像を交えながらの方が伝わり易いかと思いここで紹介させていただくことにします。
d0023047_2046928.jpg光ファイバースタンド・・ナイトポイント。特徴は必要なところだけを自在に明るくします。ランプを本体に内蔵し、導光ファイバーの先端だけが光る新構造でフレキシブルに曲げて必要な場所だけが照らせます。うつ伏せでも、仰向けでも、ファイバーがフレキシブルに対応し光の向きを自由に動かせます。迷惑光はほとんどありません。照射面は読書に充分な明るさ、熱・紫外線・チラツキがなく周囲に漏れる光も最小限に抑えます。ランプ部分と発光部分を分離した画期的な構造から生まれた光は、発光部の直径は8mmとコンパクトです。枕元において使えるスタンドタイプとベッド・ソファで使いやすいフロアスタンドタイプがあります。ランプは20形光ファイバー用ダイクール電球1灯、スタンドタイプの大きさは幅92mm・長290mm・高250mm、フロアスタンド用幅125・長323・高900で、どちらとも20Wです。




ハイライトポイント付スタンド
d0023047_2134035.jpgd0023047_2175188.jpgスタンドの光にハイライトポイントの光をプラスし読書も雰囲気演出もOK、読書する時は手元をさらに明るく
照らします。また、スタンドはお好きな明るさに調光できます。60W蛍光灯電球1灯(100%~0%)調光→滅・40形ミニレフ電球1灯、大きさは幅(セード部)340mm・高555mm、常夜灯としても使えます。



反射板付スタンド
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左右別々に調光でき中心に遮光板を取り付けているので片方だけつけても反対側はまぶしくありません。隣の人への思いやりのあるあかりです。60形クリプトン電球2灯、大きさは幅(セード部)225×350・高450、調光スイッチ付1(100%~0%)調光→滅



このほかにもユニークなスタンドがあります。生体リズムを整えるスタンド・・人の生体リズム(体内時計)を調整し、さわやかな目覚めを促す光の働きを応用し次第に明るくなる朝の光をシュミレーションし30分かけて枕元を徐々に明るくし、設定時刻になると明るさは最大になりアラーム音とともに生体リズムに則したさわやかなお目覚めをサポートするスタンドです。その名も「おめざめのあかり」

参考になったかな?
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by chojiiro | 2005-08-02 20:52 | インテリア講座 | Trackback

空間別照明    リビングルーム

広く、多目的に使いたいリビングスペースは、複数の照明で演出します。明るさをとるために増えてしまいがちな熱の発生やエネルギー消費を抑えた器具、広い空間の良さを活かすための薄型の器具、多目的な空間をドラマティックに演出できる器具など新しい考え方の器具が登場してきています。これらの器具をベースに、複数の照明を組み合わせて空間をフレキシブルに演出してみてはいかがでしょうか。

d0023047_221374.jpg広い空間を明るく照らす蛍光灯シーリング。光の色でお部屋の雰囲気をアレンジできます。広範囲を明るく照らすことができ、省エネにも優れている蛍光灯シーリングライトは中昼色(太陽光に近い青白い光すっきり爽かな空間を演出します)電球色(赤味を帯びたやわらかな光、落ち着いた雰囲気を演出します。)蛍光灯は一畳あたり9Wをめやすにしてください。10帖でしたら90Wです。

d0023047_2362780.jpg華やかな空間には優美なシャンデリアを。空間のインテリアにマッチする器具を選びます。この空間はジャパニーズモダンテイストですから、シンプルモダンなシャンデリアを選んでいます。直線的なフォルムを活かしたシャンデリアはシンプルなインテリアにはもちろん、コンテンポラリーな家具にもフィットするデザインです。ランプはクリプトン球(一般電球を一回り小さくした白熱灯ランプ)と蛍光ランプ電球色の2種類がありますのでお好きなほうを選ぶことが可能です。


d0023047_2345430.jpgカントリー&ナチュラルの空間には伝統的なヨーロピアンカントリーが香る本物志向のアンティーク調シャンデリアを、ブラケット(壁付けの照明器具)と揃えるとまた空間がひきたちます。このランプはクリアシャンデリア球40Wで白熱球になります。これだけでは明るさを保てませんのでダウンライトで補うと良いでしょう。白熱灯は一畳あたり40Wで計算しますとワット数の目安になります。10帖でしたら400Wになります。



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d0023047_342084.jpg近年の住まいで多く見られる傾斜天井や高天井、梁を見せる構造などの個性的かつ開放的空間にもフレキシブルに対応。天井面の明るさを確保できる間接照明組込型のライティングレールや店舗照明を一般住宅仕様にしたワイヤーシステムなどであかりの演出の幅がひろがってきています。最近私が担当するプランも吹き抜け・傾斜天井が80%を占めており、照明プランは時間をかけております。

その他おすすめは、演出対応シーリングです。これはスリム蛍光灯ランプの直接光(ベース光)と間接光(アッパー光)を1台の器具にセッツしたタイプのシーリングライトです。直接光と間接光をそれぞれ100%から10%点灯まで自在に調光して生活スタイルや気分に合わせた様々なシーンを演出できます。

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複数の照明の一つはブラケットライトなど、光を壁に向けて照射し、その反射光で空間を照らす間接照明は空間の奥行きを強調することができます。また、読書など手元の光を確保するにはフロアスタンド・テーブルスタンドが有効です。


次はダイニング編を・・・。
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by chojiiro | 2005-08-01 03:07 | インテリア講座 | Trackback

照明器具と光源・・その歴史

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日本においては、縄文時代以前から火の使用が始まっており、焚き火や松明などは摩擦による方法で火を作り出しました。飛鳥・奈良時代には中国からろうそくが伝来し、以後行灯、提灯が発達、鎌倉時代~室町・安土桃山時代~江戸時代まで行灯がますます普及していきました。江戸末から明治初めにかけては、マッチの使用と石油ランプなどが庶民の生活に入り込み1872年にはガス灯が灯りました。1879年米国ではエジソンが実用炭素電球を発明し日本では1890年白熱舎(東芝の前進)が炭素電球を誕生させ、1910年米国ではタングステン電球が出現し電球は飛躍的な発展を遂げました。さらに1938年米国のインマンなどにより蛍光灯が発明され、蛍光ランプは第二次世界大戦後1947年頃から、日本の電力事情の省電力光源としてまた、暗かった戦争中の反動もあって明るさに憧れた時代の光源として普及しました。特に丸い形(環形)の蛍光灯が全家庭の70%以上普及したことは特筆すべきことです。

日本人の蛍光灯志向はこんな推移の中から生まれたのではないでしょうか。そして現代の省エネ政策などもその一因になっているような気がします。

快適な光環境をつくる目的の一つ、視作業の光だけ考えるのではなく精神的明かりの創造を工夫することで感情や雰囲気に影響を及ばす光の提案ができるのだと思います。
        
     ダイニングにこんな和紙のペンダントはいかがですか。
     照明の効果・演出が効いていると空間のエネルギー効率までよくなりそうです。
           次回に続く・・・・・・(住宅の照明ノウハウ・・リビング編は次回に)

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by chojiiro | 2005-07-21 00:13 | インテリア講座 | Trackback(1)

椅子

椅子は「人間工学」がすべて。一言で言うと「体にあった椅子」・・これに尽きます。名作椅子はこの条件を満たした上で、審美的な美しさも重ね備えています。身近な名作椅子をご紹介します。
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□椅子について□
椅子の誕生・・・・古代エジプトでは第一王朝の頃、腰掛が存在しました。その後第二王朝のころになると腰掛が発達し背もたれつきが出現、現在存在する最古の椅子としては第四王朝の王妃ヘテプヘレスの椅子がありこれには肘掛もついています。日本最古の椅子は2200年~2300年前、弥生時代前期中頃の直径50cm以上の丸太をくりぬいて作られたものです。

□椅子の歴史□
椅子を歴史的にみると権力の象徴でした。「チェアマン」と呼ばれる組織のトップに座る人をこのように呼びました。椅子には2つの意味があります。一つは地位を表す意味、もう一つは身体を支えるための支持具としての意味です。

□椅子の一般大衆化□
d0023047_2320184.gif椅子というものが一般大衆のものとなったのは1850年ミヒャル・トーネットの曲木椅子です。「美しく、均質で、安価な椅子をより多くの人たちに」との考え方から生まれた曲木椅子は大衆支持を得て瞬く間に世界中に広がりました。




□国内外名作椅子の紹介□

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シューズ ロング(ル・コルビジェ)
支持体である金属パイプが描くゆったりとした曲線の優美さと、座と背がひとつながりになって
身体の線にあわせて細かく曲げられた上面の人間工学的アプローチが特徴です。

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アーガイルチェアー(チャールズ・R・マッキントッシュ)
アーガイル街のティールームの中央テーブル用にデザインされた椅子



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バタフライスツール(柳 宗理)
日本を代表するプロダクトデザインの名作とは機能的で美しく適正な価格であること。量産に向いたデザイン、輸送に向いた構造であること、さらに消費者の支持がなくてはなりません。厳しいハードルをクリアする世界が認めた日本で最初の作品です。               



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赤と青の椅子(トーマス・リートフェルト)
色や造形でインテリアデザインを生み出すことが出来ることを示した歴史的なデザイン





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バルセロナチェアー(ミース・ファンデェル・ローエ)
バルセロナ万博のために革やキルティングした座面や接合部に段差のないX脚など細部まで美しい椅子


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ダイヤモンドチェアー(ハリー・ベルトイヤ)
自らの手でワイヤーを曲げ感触を確かめながら試行錯誤の末生み出した椅子



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セブンチェアー(アルネ・ヤコブセン)
成型合板を3次元に曲げ加工した座と細いスチールパイプの脚の組み合わせというシンプルな
構成が美しい。北欧家具ブームで今尚注目されています。



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アーロンチェアー(ビル・スタンプ / ドン・チャドウィック)
人間工学の専門家と人間工学に強いデザイナーが、座る人のことを第一に考えて開発した界で最も座り心地が良いといわれる。座る人の姿勢に連動して無理なくサポート、座や背は体圧を分散し快適座り心地で疲れにくい椅子


:::::今回は名作椅子の紹介をさせていただきました:::::
         椅子の歴史を語り始めたら一日が経過しそうです。
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by chojiiro | 2005-07-08 23:33 | インテリア講座 | Trackback

風を通す窓   2

大きな窓、小さい窓、縦長の窓、横長の窓、一つ一つにストーリーがあります。室外の環境をどのように室内に取り込み、どう防ぐか。窓のあり方は住まい方に大きな影響をもたらすものです。
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5.床面を伝う風を作る
風は取り入れ口が高いと天井面に沿って低いと床面に沿って流れます。風は面に沿って流れる性質があるため、窓が高い位置にあると身体に触れることなく風は出て行ってしまいます。

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6.室内の窓
出口がなければ風は抜けないと1で前述しましたが、子供部屋や寝室などの個室では     窓が一つしか取れない場合があります。その時は出入口のドアに通風用のスリットを入     れる、またドアの上などに開閉式の欄間を設けるなどの措置で通風と家全体の循環が     図れます。
7.夏の窓の開け閉め
外と内、どちらの気温が高いかによって窓を開け閉めすることが、家を涼しく保つポイントです。
日射により高温になりがちな南側は閉じ北側の冷気を取り入れるようにします。防犯上の問題はありますが、夜間はなるべく窓を開け積極的に冷気を取り入れれば、日中まで涼しさが持続することもあります。風のある日は外気温が高くても風を入れて体感温度を下げます。
8.冬の窓の開け閉め
冬は気がつくと一日中窓を閉めて過ごすということも少なくありません。昔の家は隙間風によって自然換気ができておりましたが、機密性の高い現代の住宅では意識的に新鮮な外気を入れないと空気はどんどん汚れていきます。二酸化炭素・一酸化炭素・窒素酸化物・化学物質などの割合が増え時には人の健康に害を及ぼすこともあります。2時間に1回窓を開けるか換気扇など空気を丸ごと入れ替えましょう。

窓の表情
大きい窓・丸い窓、小さい窓・・どんなストーリー想像しますか?
大きな窓はたくさんの光と大きな景色を取り入れることで開放性をもたらします。ただ、温熱環境としても変化が大きく、落ち着いた場所ではなくなります。その反面、小さい窓は静的な落ち着いた場をつくる性格を持ちます。包まれるような空間にしたい時小さな窓は有効で、様々な表情を見せてくれます。

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今日は七夕ですね。この幻想的な窓から織姫・彦星・天の川が浮かび上がりそうです。
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by chojiiro | 2005-07-07 01:14 | インテリア講座 | Trackback

風を通す窓 1

窓のあり方は住まい方に大きな影響をもたらします・・・・風をいかに通すか・・・・・
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西洋の窓は「WINDOW」語源は「WIND」で風を通すための「穴」を意味します。日本の窓は「開戸」柱と柱の間に立てられた建具であり、大きな開口のこと。これは、構造の違いによっていると思われます。石造の文化である西洋は壁が主体で必要に応じて光と風を取り入れる穴を開け、日本の木造の文化である柱と梁でできた構造は、開口は穴というより動く壁です。
夏を旨としたつくりの日本の家では、風をたくさん取り入れるというよりも、外部と一体になった室内をつくっていました。
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今この丸窓良く使われております。
丸窓、スクエアー窓、多様な窓が登場しておりますが、今回はデザインではなく「風を通す窓」についてお話させていただきます。少しでも自然の風を取り入れましょう!

   1.出口がなければ風は抜けない
風を通すには入口と出口の両方が必要です。室内に入った風は出口の大きさで流れ方が違います。風上の入口よりも風下となる出口が広ければ風下に向けて風の流れが大きく膨らみ身体に触れる心地よい風ができます。
   2.左右がダメなら上下に抜く  
周囲が建て込んだところなどで対面の窓による通風ができない場合は風を上に抜く例えば階段の上にトップライトを設けると上下の風の流れができます。
   3.風の道を知る
地形の影響で風向きや風速には地域性が表れます。風通しを良くするためには夏の風を読み導く位置に窓を設けることが大事です。
   4.風をひろう
風向きと取り入れる窓の角度が直角に近いほど通風の効率は高まり風通しの良い家になります。
     
    次回に続く・・
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by chojiiro | 2005-07-05 07:19 | インテリア講座 | Trackback(1)